
ロンドン旅行を計画しているとき、「ビッグベン」という名前をよく耳にしますよね。テレビやドラマでも登場する、あの有名な時計塔です。ただ、実際のところ「ビッグベンって何なのか」「どうやって行けばいいのか」「いい写真を撮りたいけど、どこから撮ればいいか」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ビッグベンの基本情報から歴史、観光のコツまで、旅行に役立つ情報を親しみやすくご紹介しますね。ロンドンを訪れる前に、この記事を読んでおけば、ビッグベンがもっと楽しめること間違いなしですよ。
- ビッグベンは「鐘」の名前で、正式には「エリザベス・タワー」という時計塔です
- 1859年の完成から164年以上の歴史があり、世界遺産にも登録されています
- 2022年に大規模な修復工事が完了し、現在は見学や撮影が自由にできます
- ウェストミンスター駅から徒歩でアクセスでき、複数の撮影スポットがあります
ビッグベンとは?知っておくべき基本情報
まず最初に、ビッグベンが「何なのか」という基本的なポイントをお伝えします。
ビッグベン(Big Ben)は、ロンドン・ウェストミンスター宮殿の北端にある時計塔の中にある「大時鐘」の愛称として知られています。元々は鐘の名前だったのですが、現在では時計塔全体を指す通称として世界的に定着しているんですね。
時計塔の正式名称は「エリザベス・タワー(Elizabeth Tower)」といい、2012年にエリザベス2世の即位60周年を記念して改名されました。高さは約96~97メートルで、四面時計の文字盤の直径は約7メートルもあるんです。さらに驚くことに、文字盤のガラスは1面あたり312枚前後も使われているんですよ。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | エリザベス・タワー(Elizabeth Tower) |
| 通称 | ビッグベン(Big Ben) |
| 高さ | 約96~97メートル |
| 時計盤の直径 | 約7メートル |
| 大鐘の重さ | 約13.5~13.7トン |
| 位置 | ロンドン中心部、テムズ川沿い、ウェストミンスター地区 |
「ビッグベン」という名前の由来については、実は複数の説があるんですね。最も有力とされているのは、初代時鐘設置委員長のベンジャミン・ホール卿(Sir Benjamin Hall)のニックネームに由来するという説です。もう一つは、当時人気だったヘビー級ボクサーのベンジャミン・カウントにちなんだという説もあります。どちらにしても「ベン」という人物にまつわる名前だという点で共通しているわけですね。
ビッグベンの歴史:なぜこんなに有名なのか
ビッグベンが世界的に有名になった理由を理解するには、その歴史を知ることが大切です。
1834年、それまでのウェストミンスター宮殿が大火災で焼失してしまいました。その後、19世紀半ばにゴシック・リバイバル様式で壮大に再建されたのですね。この再建プロジェクトの中で、建築家チャールズ・バリーさんが宮殿全体を設計し、オーガスタス・ピュージンさんが時計塔のデザインを担当したんです。
そして1859年、時計塔は完成し、大鐘が初めて打ち鳴らされました。この時計塔は、ロンドン中心部の多くの場所から見えるランドマークとして設計されたので、完成当初から多くの人々に愛されたんですよ。時計機構の設計に関しては、エドマンド・ベケット・デニソンさんと時計職人のエドワード・ジョン・デントさんが関わり、非常に精密な仕組みが作られました。
興味深いエピソードとして、初打鐘の数カ月後に大鐘にひびが入ってしまったんですね。この問題に対処するため、技術者たちは鐘の向きを約45度回転させ、ひびがある部分を打たないようにハンマーの位置を変更したんです。この調整によって、現在の独特で荘厳な音色が生まれたといわれていますね。
ビッグベンが世界遺産である理由
ウェストミンスター宮殿は、ウェストミンスター寺院・聖マーガレット教会とともに、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。つまり、ビッグベンは単なる観光地ではなく、世界的に価値がある遺産として認められているんです。
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 建築的価値 | ゴシック・リバイバル様式の傑作で、19世紀の建築技術を示す重要な建造物 |
| 文化的象徴 | 英国議会制民主主義の象徴であり、イギリスのアイデンティティを表現 |
| 時計技術 | 精密な時計機構を持ち、当時の技術レベルの高さを示す |
| 国際的影響 | テレビ、映画、ドラマに頻繁に登場し、「ロンドン=ビッグベン」のイメージを世界中に発信 |
ビッグベンは単なる時計塔ではなく、イギリスのシンボルとして世界的に認識されています。テレビのニュース映像やドラマ、映画のカットに頻繁に登場することで、「ロンドンといえばビッグベン」というイメージが世界中に広がっているんですね。
最新情報:修復工事が完了しました
ビッグベンは長い間、修復工事が行われていたんです。2017年から足場が組まれ、時計機構、塔の外装、内部構造、文字盤など、あらゆる部分が全面的に修復されました。
修復工事の期間中は、年末年始や特別な記念日を除き、鐘の音は大幅に制限されていたんですね。多くのロンドン市民が、あの馴染みの音が聞こえないことで、修復中であることを実感していたと思います。
良いニュースは、2022年頃に大規模な修復工事が完了し、足場が撤去されたということです。現在では、外観がほぼ元通りになり、かつての荘厳な鐘の音が戻ったと報道されています。鐘は15分ごとにチャイムを鳴らし、正時には低く重厚な音が鳴り響いているんですよ。
観光客にとって嬉しいのは、外観の鑑賞・写真撮影は従来通り可能だということです。さらに、英国在住者向けには、国会議事堂と合わせた内部見学ツアーがあり、エリザベスタワーに登るツアーも実施されています。ただし、これは議会事務局の公式サイト経由での予約制なので、事前にチェックしておく必要がありますね。
ビッグベンへの行き方と観光情報
アクセス方法:地下鉄で簡単に到着できます
ビッグベンへ向かう際に、最も簡単な方法は地下鉄を利用することです。Westminster駅(Circle Line、District Line、Jubilee Line)を出ると、もう目の前にビッグベンが見えます。
わかりやすいランドマークなので、駅を出た後に迷う心配はほぼないですよ。ロンドンの中心部に位置しているので、他の観光地からのアクセスも良好です。
撮影スポット:ベストショットを狙うならここ
ビッグベンを美しく撮影したいという場合、いくつかのおすすめスポットがあります。
| 撮影スポット | 特徴 | ベストタイム |
|---|---|---|
| ウェストミンスター橋の上 | ビッグベン+テムズ川+ロンドンアイの組み合わせが撮影できる | 夕方~夜のライトアップ時 |
| 対岸(サウスバンク) | テムズ川越しに全景を収めやすく、バランスの良い構図が撮影できる | 朝方の澄んだ空の時間帯 |
| Parliament Square付近 | 塔を見上げる迫力ある構図が撮影できて、壮大さが引き立つ | 昼間の明るい時間帯 |
朝方は人が少なく、澄んだ空とともに撮影しやすいので、朝日を浴びたビッグベンをカメラに収めたいなら早起きがおすすめです。
一方、夕方から夜間は、ライトアップされたビッグベンとテムズ川の夜景が人気です。文字盤は鉄のフレームにガラスをはめ込んだ構造で、夜間は内側からライトアップされるので、昼間とは違う美しさを感じることができますよ。
知っておくと楽しい豆知識
ビッグベン周辺を観光する際に、知っておくと楽しい雑学があります。
議会が開会中は、時計の上部に特別なライトが点灯するんですね。これは「議会が今働いている」という合図なので、もしそのライトが点灯しているのを見かけたら、本当にタイムリーに見学できているという証になります。
また、イギリスではビッグベンの鐘の音は、時間の基準として認識されているんです。ですから「ビッグベンが止まった」というニュースは、単なる修理情報ではなく、かなり大きな話題になるんですよ。国の象徴であり、時間の信頼できる指標であるからこそ、その停止は多くの人々に影響を与えるんです。
内部見学ツアーについても、ちょっとした情報があります。イギリス国内では、塔に上るツアーは体力的に少し大変なことで知られているんですね。300段以上の階段を登る必要があるので、健脚に自信のある人向けのツアーといえます。
ビッグベン訪問時の実例:観光を最大限に楽しむコツ
一例として、ロンドン初心者の旅の様子を想像してみてください。
朝7時にWestminster駅に着いて、まだ観光客が少ない時間帯にビッグベンを見学した場合、澄んだ朝日の中で写真を撮ることができます。その後、ウェストミンスター橋に移動して、テムズ川越しの全景を撮影してから、Parliament Square付近で見上げるアングルの迫力ある写真も撮影できるんですね。昼間はWestminster Abbey(ウェストミンスター寺院)を訪問し、夜間に改めてビッグベンを訪れてライトアップされた夜景を撮影する、という流れなら、一日かけてビッグベンの様々な表情を楽しめるわけです。
ビッグベン訪問のまとめ:事前知識で旅がもっと楽しくなる
ビッグベンについて、基本情報から観光のコツまで、お伝えしてきました。
ビッグベンは単なる観光地ではなく、1859年から164年以上にわたって存在する、イギリスの歴史と文化を象徴する建造物なんですね。修復工事も完了し、現在は最良の状態で見学することができます。
訪問前にこうした背景知識を持つことで、現地での体験がより深く、より思い出深いものになると思いますよ。朝日の中での撮影、昼間の観光、夜間のライトアップと、時間帯によって異なる表情を見せるビッグベンを、ぜひ複数回訪れて堪能してみてください。ロンドン旅行がもっと充実したものになること、間違いなしです。
ビッグベンを訪れることは、イギリスの歴史と文化に触れること。ロンドンを訪れるなら、ぜひこの世界遺産を自分の目で見て、その雄大さを感じてみてほしいですね。
ビッグベンの参考文献・信頼できる情報源
- UK Parliament(英国議会公式サイト)
ビッグベンの正式名称、修復工事の詳細情報、見学ツアーの予約方法など、公式で最新の情報が掲載されています。 - Wikipedia「ビッグ・ベン」
建設年、寸法、名称の変更履歴、修復工事の進捗など、歴史的なデータと出典が詳しくまとめられています。 - コトバンク
百科事典や辞書の記事が集約されており、ビッグベンの正式な定義や歴史的事実を確認できます。 - Visit London(ロンドン観光局公式サイト)
ビッグベン周辺の観光情報、アクセス方法、撮影スポット、最新のイベント情報など、旅行計画に役立つ実用的な情報が豊富です。